木材組み方工法 『わたりあご』

カテゴリー │大工村

在来木造の骨組みで、伝統的な、骨組み工法が
あります。耐震博覧会で、改めて意識した場面がありましたので
ご参考までに。

渡りあご

今日の木造骨組みは、木材の天端をそろえるのが一般的ですが、
この様な、骨組みの組み方もあるんです。
接合部分の強度もとれ、耐震メリットもあります。

金物だけの補強以外にこんな組方もあります。
直行する梁を段差をつけて緊結します。交差した姿から
『わたりあご』といいます。
金物を使わず、木の丸いくさびを突き通し、固定します。
日本伝統工法 建築技術として、無くしてはいけない工法です。

わたりあご

日本の伝統木造特有な形
構造そのまのが、『伝統美』となっていますね。

渡りあご

解りやすくするとこんな具合です。
個人的には、形フォルムが美しく、自然素材の建物には、
是非とも生かしていきたい、組み方工法です。


●今日の心がけ
親の願いに心を向けましょう。



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